カタリBE

カタリBE

カタリBEとは?

「カタリBE」とは、NPO法人「Sketch倶楽部」の中で展開されている「絵本プロジェクト活動」に端を発した造語です。
語り・音楽・映像などの表現方法を駆使して、世の中に伝えるべき大切なメッセージを広く発信していくことを目的としています。

「カタリBE」とは、NPO法人「Sketch倶楽部」の中にある「絵本プロジェクト活動」に端を発し、【語り+音楽+映像】と言った表現方法などを用いて
大切な内容を広く世の中に伝えて行く活動を指すもの。これから広めて行く予定の造語です。

絵本「あっちゃんも、」について

平和を語り継ぐ絵本『あっちゃんも、』は、6歳の時に広島で被ばくされた小谷孝子さん(現在85才。千葉県原爆被爆者友愛会理事。八千代市在住)の半生をたどり、平和へのメッセージを次世代へつなげる目的で出版されました。

小谷さんは幼稚園教諭を長く務められ、現在は地域の小・中学校で腹話術の人形「あっちゃん」とともに、貴重な被爆体験を直接子どもたちに証言しています。
小谷さんの姿勢に共感した仲間が集い、「子どもたちに伝えたい」との願いから絵本プロジェクトが始まりました。
企画・編集・出版に至るまで、多くの人々の支援と想いが重なり、形になった作品です。

2024年2月に絵本として出版され、多くの方の手元に届くようになりました。

 仕様 B5判上製本(ハードカバー) / 58ページ ISBN 978-4-909441-02-7 本体価格 1800円(税抜)

小谷孝子さんとあっちゃん

熊谷道子と「カタリBE」

私がこの絵本『あっちゃんも、』に出会ったのは72才の時、シャンソンと出会ってから5年後のことでした。
人生の出会いは本当に突然やってくるものです。

67才で出会ったシャンソンは「人生最後の恋」ですが、語り、朗読、人形を使って何かを伝えることは、実は「古くからの恋人」です。「ミニシアターはらぺこくん」を立ち上げたのが1986年。人生の半分以上の長〜いお付き合いとなります。

2024年5月、千葉県鎌ケ谷市のきらりホールで「SMILE FACE MUSIC FESTIVAL」(主催:ヒトヨシノビタ、協賛:NPO法人Sketch倶楽部)が開催されました。

第2部で絵本「あっちゃんも、」〜被爆体験から人生を語り、平和を考える絵本〜の朗読をいたしました。不思議なご縁でした。でも考えてみれば、はらぺこくんでの経験と実績があったからに他なりません。

会場で聞いていた多くの方々、オリジナル曲の生バンド演奏をなさっっていた方々も涙した方もいて、私はなんとかこらえて朗読をさせていただきました。私にとっても心震える体験でした。

私たち大人は、決して忘れてはならない被爆と戦争の体験を、自分に出来る形で次世代へ伝える責任があると考えます。

2024年11月、白井市平和委員会主催で「あっちゃんも、」講演会が開催され、他の地域でも子ども向け、大人向けに開催したいという声が寄せられました。

この内容を広めるために、「カタリBE」を育成するセミナーの必要性を感じたSketch倶楽部さんの考えに賛同し、私は講師を引き受けました。
すでに2回のセミナーが開催され、それぞれ志の高い方々が各地域から集まりました。参加者は学んだことを地域へ持ち帰り広めてくれることでしょう。

今後もさらに学ぶ機会を増やし、「あっちゃんも講演会」を継続的に開催していくことが重要だと感じています。

カタリBEセミナーの開催について

「カタリBEセミナー」は、語りを通して平和の尊さを次世代に繋ぎ、地域活動を支援することを目的としています。
これまで複数の地域で開催され、多くの参加者が朗読表現や機材操作、映像とのコラボレーションなど、実践的な技術と表現力を学んでいます。

カタリBEセミナーの内容